夢があれば踏ん張れる

「夢やアイデアや計画は、たとえ逃げ出したくなったとしても、それを乗り越える目的と踏ん張る理由を与えてくれる。」
Dreams, ideas, and plans not only are an escape, they give me purpose, a reason to hang on.
(ウォルト・ディズニーの言葉より)

大きな山(夢)に挑む時、「先が見えない」 「壁にぶつかる」 「挫折を味わう」といった困難との遭遇はよくあることで、ここで「踏ん張れるか」 「あきらめてしまうか」が登頂(成功)への道の岐路になっていることは誰もが理解しているところです。
ある意識調査(下図参照)において、日本の高校生は諸外国と比較して「辛い時に乗り越えられると思う」という回答が10~20%も低いという結果が出ています。そのベースとなりそうな設問として「自信」(自己肯定)に関連するものがありますが、「今の自分に満足している」 「自分は価値のある人間だと思う」という日本の高校生の回答率は、なんと諸外国の半分程度にとどまっています。
ウォルト・ディズニー氏は、その「自信」を“夢を叶える秘訣”の一つに掲げています。(参照 → https://www.cs-collection.co.jp/2020/11/16/test/)「自信」(自己肯定)は、苦しい時に踏ん張って苦難を乗り越える力となりますが、それは夢を描き、自ら主体的にその夢を追い求め続ける姿勢の中から生まれてくるものであります。私の知る限り、登山家はみんな自信に溢れています。
企業活動においては、トップが明確なビジョン(夢・将来像)を示し、それを社員と共有化することにより、主体的な社員が育成され、「自信」にあふれた軍団が形成されます。そして、チームとして様々な難局を乗り越える力が醸成され、ビジョンの実現へとつながっていきます。夢、ビジョンを掲げること、示すことは経営トップにとって、極めて重要な仕事の一つになります。

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。