「大きな夢をみよう。大きな夢だけが人の心を動かす。」
（第16代ローマ皇帝 マルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉より）
成功者を取材させていただき気づかされることは、皆さん押しなべてカリスマ性を持っているということ。そのカリスマ性のある経営者のもとには人が集まり、集まった人々は活き活きと活躍しています。
そのカリスマ性の因数分解に長年挑戦していますが、今のところの私なりの結論は、夢のあるところに人が集まり、大きな夢に躍動しているということです。
ドイツの文豪ゲーテは、「小さい夢は見るな。それには人の心を動かす力がないからだ。」（Dream no small dreams for they have no power to move the hearts of men.）と言っています。マルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉とほとんど同じです。
苦戦しているリーダーが陥っている事象の一つとして、役職や肩書でメンバーを引っ張ろうとしている姿を見ることがあります。チームとは、一つの目標（夢）に向かって、役割分担したそれぞれのポジションで相互に補完し合いながら役割を果たすことによって、目標の達成（夢の実現）に向かうものであり、リーダーもそのポジションの一つだと考えるべきです。
では、そのリーダーというポジションの役割にはどんなものが挙げられるのでしょうか？
リーダーの役割は多岐にわたり、高いマネジメントスキルが求められますが、それよりも前に重要となってくるものが、チームがどこに向かっているのか、目指すゴールはどこなのかを示すこと、まさにリーダーシップを発揮することです。人は決して役職や肩書についていくものではありません。リーダーが示すゴールやビジョン（夢）、信念として大切にする価値観や存在意義、使命感、実際の仕事ぶりなどについていこうとするのです。そして、その夢が大きければ大きいほど、ワクワク心躍らせ躍動するのです。
まずは夢を掲げること、そしてその夢を大きく描き示すことが極めて重要となってきます。
弊社が掲げるミッション、「夢創造実現Project」とは、全てのチームとそのメンバーが活き活きと活躍される世界を創り上げることなのです。
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。