「最初に夢がなければ、何も生まれない。」
Nothing happens unless first we dream.
(カール・サンドバーグの言葉より)
米国の詩人でエイブラハム・リンカーン(固い決意、強い決意が夢に導く | C’s CollectIon株式会社 | 企業経営サポートの専門家 (cs-collection.co.jp))の伝記の執筆で知られるカール・サンドバーグ。夢がなければ、何も生まれないと言っていますが、では何かが生まれるということはどういうことなのでしょうか?よく「ゼロイチ(0→1)」や「イチジュウ(1→10)」という言葉を耳にします。「ゼロイチ」とは文字通り、何もなかったところ(0)から新たに何か(1)を生み出すこと。もう一方の「イチジュウ」は既にある(1)ものを育て大きく(10)すること。
歴史ある組織に入り、育てられていると、往々にして「イチジュウ」の力が身につき、「ゼロイチ」は不得手というケース、もしくは「ゼロイチ」など考えたことがないというケースを見かけます。「イチジュウ」は1が10になるので、9も増えます。それに対し「ゼロイチ」は1しか増えません。しかも労力は「ゼロイチ」の方がはるかに大きいでしょう。よって、この「ゼロイチ」にはなかなか近づこうとしない雰囲気が組織の中には蔓延しがちです。世の中に新たなものを生み出し、我々の生活を豊かにしてくれた偉人たちは、みんなこの「ゼロイチ」にチャレンジしてきました。そのチャレンジの第一歩の前には壮大なる夢を描いて。
労力が大きくてイチ(1)しか増えないことに対し、挑戦してもマインドはなかなか続かず、途中で挫折してしまうでしょう。要するに「やらされ仕事」で新たなものはそう簡単に生まれないということです。新規開発をミッションで受け持ち、重荷に感じながら苦労しているところから良いものが生まれることは稀です。やはりそこに苦労を乗り越えるだけのマインドがないと良いものは生まれないのでしょう。それを支えるのが、ワクワクする心、ドキドキする気持ちであり、その原点に夢がないとなかなか実現できないものです。
今、そこに夢があるのか?今一度、見直してみてください。夢の創造、弊社がお手伝いいたします。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。