信念と継続が夢を叶える

「あきらめずに頑張り通せば、夢は必ず叶う。もちろん、努力もせずに手に入るものではない。好き勝手にやればいいというわけでもない。リスクへの覚悟も必要だ。ひょっとしたら一文無しになるかもしれない。けれども、一度決めたことは、絶対にあきらめてはならない。成功にリスクは必ずつきまとう。しかし、それこそ醍醐味である。」
(レイ・クロックの言葉より)

世界最大の外食チェーン「マクドナルド」の創業者レイ・クロック氏は、孫正義氏(ソフトバンク創業者)や柳井正氏(ユニクロ創業者)が影響を受けたというアメリカの起業家。
1976年、レイ・クロック氏は起業家になる心得についての講演依頼をしたダートマス大学の卒業生に向け、この言葉を贈りました。後日、彼は自伝(「成功はゴミ箱の中に」)の中でこの言葉を「ストレスに打ち勝つ!」と題した第5章で紹介しています。
ミルクセーキ用ミキサーの販売のために全米を駆け巡っていたレイ・クロック氏は、52歳の時、マクドナルド兄弟のハンバーガーレストランと出会います。シンプルなメニューに標準化された調理過程、セルフオーダーシステムから衛生的な店舗に感動したレイ・クロック氏はチェーン展開をしたいと切望します。数多くの苦難にぶつかり、巨大なリスクを抱えながらも、一度心に決めた夢を叶えるために諦めずに立ち向かいます。そして、81歳でこの世を去るまでに世界34ヶ国で8,300店舗を展開しました。ストレスに打ち勝ち、夢を実現した彼の信念と継続は、映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」(thefounder.jp)を観ればよく分かります。
レイ・クロック氏は自伝の中(第16章「やり遂げろ!」)でこう言っています。「この世界で継続ほど価値のあるものはない。信念と継続だけが全能である。」と。夢の実現には、たとえ大きな困難に遭遇したとしても、信念を持って継続してやり遂げることが重要なのです。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。