「まだやっていないことでは、名声は築けない。実に簡単な話だ。夢を抱き、リハーサルしたら、あとは現実の世界に飛び込んで実行あるのみ。」
(アンドリュー・カーネギーの言葉より)
全米史上2番目の富豪と言われ、「鉄鋼王」として知られるアンドリュー・カーネギー氏も元々は貧しい移民でした。スコットランドからアメリカペンシルバニア州に移住した12歳の時に綿織物工場に就職すると、1日12時間、週6日間という厳しい環境に身を置きました。著書『The Gospel of Wealth(富の福音)』 には、アンドリュー・カーネギー氏が、いち早く稼ぐことを自分の義務とし、「何をしたいのか?」ではなく「何ができるのか?」ということを常に考えていたと記されています。
まずは、自分ができることからどんどんチャレンジしていく。アンドリュー・カーネギー氏は、幾度と転職を繰り返しましたが、その内容は決して逃げや挫折ではありませんでした。今「できること」を精いっぱい実行する中、その仕事の周辺や関連することに目を付け、新たなチャレンジをしてステップアップする。そして、その延長線上に類を見ない大成功を手中にしています。
今「できること」に真摯に取り組む中で見えてくる新たな夢。そこでしっかりとその夢を具体化し、そして、実際にその新たな世界に飛び込む。まさに「できること」を単にやっているのではなく、「できること」を全力で実行しているとその先に「やりたいこと」が見えてくる。そして躊躇せずに飛び込み、実行する。このことは、昨日と同じ今日、今日と同じ明日を過ごすのではなく、常に新たなものを見い出し、チャレンジすることの大切さを教えてくれています。さぁ、チャレンジしましょう!
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。