「大きなことを夢見よう!決して途中であきらめてはいけない。否定的な考えで自分をダメにしてはならない。」
(スティーブン・スピルバーグ氏の言葉より)
『ジュラシックパーク』、『ジョーズ』、『E.T.』など、世界中に次々と大ヒット映画を送り出し、名実ともにハリウッドのトップに立つスティーブン・スピルバーグ氏。この言葉には続きがあります。「今日だけを生きるのではなく、明日に期待しよう。あなたを成功へと駆り立てるような習慣を育てるのだ。」と。スピルバーグ氏は、夢を実現させるためには、ネガティブ思考ではなく、ポジティブ思考を持ち続ける習慣をつけ、自らを元気にしておくことが重要なんだと私たちに教えてくれています。
同じものごとを考える時、見る時、また、表現する時、ちょっとしたことですが、思考の角度を変えるだけで大きく見え方、感じ方が変わってきます。例えば、以下の二つの表現はどうでしょう?
「そんな方法では、成功するはずがない。」
「方法を少し修正すれば成功するはずだ。」
同じ局面で、考えた、発言したもの。この二つの考え方では、その後に大きな差が生じることは誰もが想像つくことです。しかし、苦しい場面に直面した時、知らず知らずのうちに否定的な思考に陥ってしまうケースは少なくありません。
この状況を克服すべきとは理解できます。では、どうすれば、ポジティブ思考で状況を好転させることができるのでしょうか。スピルバーグ氏は、このポジティブ思考は「習慣」にすべきものだと説いています。明日、次に期待し、心を切り替えるのは、「習慣」として身につけるべきものであるということなんですね。しかし・・・
多くの方々が、「行動」の「習慣化」には経験もあり、できる自信もあるでしょう。しかし、「思考」の「習慣化」はなかなか成功体験がないものです。この「夢」の実現に導いてくれるというポジティブ思考を「習慣化」するためには、壁にぶつかった時、自分の捉え方を客観的に振り返る、見直す「時間」をつくることが重要になってきます。
そこでお勧めするのが、自分を振り返る時間。「一日の振り返り」です。「思考」の「習慣化」を慣れた「行動」の「習慣化」の中に組み込んでしまうということです。そのことによって、スピルバーグ氏の説く、「夢の実現」への道が切り拓かれます。あなたも、貴社も、夢、ビジョンの実現に向け、この「習慣化」を実践してきてください。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。