「夢を捨てずに引き出しにしまっておけば、いつか必要になったときに、取り出すことができる。」
(秋山豊寛氏の言葉より)
今、ZOZO創業者の前澤友作氏が平野陽三氏とともに宇宙に飛び立ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中です。これで日本人の宇宙飛行士は14人となりましたが、日本人初の宇宙飛行士は1990年に宇宙に行き、世界初の民間人宇宙飛行士にもなった秋山豊寛氏です。この言葉は、その秋山豊寛氏の言葉です。元TBSの社員(記者)だった秋山氏は、当時、TBSが日本人のミール(宇宙ステーション)訪問に関する協定をソ連の宇宙総局と調印したことを受けて社内公募した宇宙飛行士に応募しました。そして日本人初の宇宙飛行に実際に飛び出したのは実に48歳の時でした。いかにもジャーナリストと言える、宇宙からの実況中継の第一声、「これ本番ですか?」はとっても有名です。
秋山氏は、「宇宙に行ったことで、お金や権力や名声なとと云ったものがあまりにもちっぽけで、そういったものに興味が湧かなくなった。」と言っています。「もう夢を持つような年齢じゃない。」なんて言葉、宇宙の規模から見ると、10年や20年の差など、誤差にもならないようなものなのでしょう。たとえ今、なかなか夢が叶わなくて、くじけそうになったとしても、決して夢を諦めるな!と言ってくれているのです。いくつになっても、チャンスが巡ってくる可能性はあるのだと。そしてその時に確実に夢を掴みとれるよう、大切に夢は温めくことが必要だと教えてくれています。とっても大きな勇気、元気をもらえる言葉ですね。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。