「偉大なリーダーとは、自分の夢を皆の夢であるかのように言い換えられる人だ。」
（ニティン・ノーリア氏の言葉より）
ハーバード・ビジネススクールの第10代学長のニティン・ノーリア氏。「いかにして経営を成功させるか」をテーマとする「企業経営のあり方」を示す論文を『Harvard Business Review』に数多く寄稿しています。ノーリア氏は、優れたリーダーの条件は時代とともに変化すると言いますが、いつの時代も「偉大なリーダーとは、自分の夢を皆の夢であるかのように言い換えられる人だ。」というこの言葉は不変であると言っています。
チーム、組織、企業を牽引し、成功を収めるためには、メンバーや社員たちの高いモチベーションが不可欠となってきます。モチベーションは能力と掛け合わさって成果を生み出すのです。能力が高くてもモチベーションが低ければ成果は小さくなってしまいます。逆に同じ能力の場合、モチベーションが高ければそれだけ大きな成果につながります。
では、その成果を左右するモチベーションはどのように醸成すれば良いのでしょうか？それは、そこに壮大なるビジョン・夢が存在しているか、否かにかかってきます。リーダーが夢を自分一人だけのものとしてしまっている場合、大抵の場合はメンバーたちはやらされ仕事になってしまっています。貴社の夢、ビジョンは皆の、全社員の夢となっているでしょうか？
［ビジネスプロデューサー 古澤秀彦］
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。
