「夢見る力のないものは、生きる力もない。」
(エルンスト・トラー氏の言葉より)
ドイツの劇作家、エルンスト・トラー氏は、ドイツ表現主義戯曲の旗手と言われ、代表作『どつこいおいらは生きてゐる!』をはじめ、様々な戯曲を書きおろしました。そのトラー氏の言葉を考えてみましょう。この言葉を紐解いていると、「生きる力」を備えるためには「夢見る力」が必要だということになるのではないかと思われます。我々がこの世で生きていくためには、自分の歩むべき方向、道筋を持ち、そこに向かって一歩一歩進んでいく必要があります。方向が定まっていない、見えていないと、立ち止まってしまう、迷い込んでしまうといった状況に立たされますよね。視界が良好で、目的地が明確であれば、歩みも力強くなります。
では、どうすれば、視界が広がり、目的地が明確になるのでしょうか?「生きる力」を持つことができるのでしょうか?トラー氏は、それが「夢」だと言っています。夢があれば、ビジョンがあれば、進むべき道が見えてきます。このことが「生きる力」につながります。人の生きる力、企業の発展する力は、夢、ビジョンが鍵を握っているのです。そうなると、「夢見る力」「ビジョンを持つ力」が極めて重要だということが分かります。企業は「ビジョンを持つ力」をどのように高めていけば良いのでしょうか?将来、どんな会社にしたいのか?数年後の夢の企業像はどんなものなのか?このことを常に考え続ける仕組みを構築しておくことがとても大切になってきます。困られた際には、是非一度、弊社にお声かけください。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]
毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。