努力をする筋力が夢に導いてくれる

「努力が結果や夢に結びつかない事が山ほどあります。では夢に費やした時間までもが無駄になるのでしょうか?そんなことありません。費やした時間は活かすことが出来ます。」
(粕尾将一氏の言葉より)

縄跳びの元アジアチャンピオンとして、シルク・ドゥ・ソレイユに5年半在籍し、米国フロリダのディズニーワールドで活躍した粕尾将一さん。現在は、縄跳びパフォーマーとして、またキャリア教育やブロガーとして大活躍されていますが、実は彼自身、ラヌーバの中心的キャラクターのレコンになりたいという夢をあきらめています。5年間、夢の実現に向けて必死になって努力を続けてきたにも関わらず。当然、簡単にあきらめた訳もなく、あきらめることに相当苦慮したそうです。その時のことを振り返り、粕尾氏は全力で悔しがることが大切だ、悔しさを爆発させろ!と言います。この経験を彼は島田紳助氏の言葉を借りて次のように表現しています。夢を実現するために努力を続けていくためには、精神的な筋力が必要で、筋トレと同じように、集中して努力するのにもトレーニングが必要だということです。これを「努力をする筋力」と言っています。もし、目の前の夢に破れたとしても、「努力をする筋力」は確実に向上しており、自信を持とう!と語りかけてくれています。実際にギリギリまで自分を追い込み、一つの夢に破れた粕尾氏が、その経験で身に着けた「努力をする筋力」で次なる夢を実現させ、今を輝いて活躍しているのです。「失敗や挫折を次に活かす」とは、よく言われることですが、この「努力をする筋力」というものを意識して夢にチャレンジしてみましょう。違う世界が広がってくるに違いありません。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。